5.4.8 オブジェクトを回転させる

レイアウト オブジェクトとマークアップ テキストの要素はどちらも任意のポイントを中心にして任意の角度で回転させることができます。しかしながら、回転させる方法はまったく異なります。


レイアウト オブジェクトを回転させる

grob-interface をサポートするすべてのレイアウト オブジェクトは、それらのオブジェクトの rotation プロパティを設定することにより、回転させることができます。これは 3 要素のリストをとります: 反時計回りの回転の角度、オブジェクトの参照ポイントからの相対座標 x と y (この座標が回転の中心になります) です。回転の角度は ‘°’で指定し、座標は譜スペースで指定します。

回転の角度と回転の中心座標は、トライ&エラーで決定する必要があります。

レイアウト オブジェクトを回転させることが有用な状況はあまりありません。以下の例は、有用であるかもしれないシチュエーションの 1 つを示しています:

g4\< e' d' f\!
\override Hairpin.rotation = #'(20 -1 0)
g,,4\< e' d' f\!

[image of music]


マークアップを回転させる

すべてのマークアップ テキストは、\rotate コマンドを前に置くことにより、任意の角度に回転させることができます。このコマンドは 2 つの引数をとります: 反時計回りの回転の角度 ‘°’ と、回転させられるテキストです。テキストの領域は回転しません: テキストの領域は回転させられるテキストの四隅になります。以下の例では、自動衝突回避を不可にするためにテキストの outside-staff-priority プロパティに #f をセットしています。そうしなければテキストのいくつかは高く押し上げられてしまいます。

\override TextScript.outside-staff-priority = ##f
g4^\markup { \rotate #30 "a G" }
b^\markup { \rotate #30 "a B" }
des^\markup { \rotate #30 "a D-Flat" }
fis^\markup { \rotate #30 "an F-Sharp" }

[image of music]


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